トンファーの製作

 侍が、自分の腰に差す刀の、重さ・長さ・反り・鍔等々に拘ったように、琉球古武術の武器に拘るのは私だけでは無かった。
この度、形演舞用のトンファーの注文を受けました。条件は三つ。
① 把手に切子の形状がはっきり分かること。
② 軽量で・使い易いこと。
③ 誰もが持っていないものであること。
早速始めました。
木材の購入・加工・塗装・・・・
柄頭の切子状に拘ったせいか、二日半も掛かりました。
もしもと思って、もう一組を製作したら、やはり二日半掛かりました。
約一週間をトンファー製作に没頭したのです。
何組(個)製作しても、どうしても、全く同じ物は製作できない。どこかが違う。
完成すると、手放すのが惜しくなる。
一組は、残るが・・・