2月26日に、武集館道場の収録のために、静岡第一テレビが収録に来館しました。
タレントの平野ノラさん・鳥越佳那アナウンサーに釵の持ち方を披露しました。
当館の釵は、バランスが良いので、簡単に回転するはずが、できません。
真横で、ゆっくりと見本を見せたのですが、無理でした。
3月13日の放映を見て、その原因に気がつきました。
彼女たちは、最初の持ち方から異なっていました。
「落としてはならない」と思ったのでしょうか?
元(もの打ちと翼との十文字部分)の部分を親指と中指でガッチリと挟み込んで
固定していました。何もしないこの時点で、余計な力を使っていました。
次に回転させようとして、中指と薬指を離すと、その反動で釵が揺れます。
「釵が落ちるのではなかろうか?」その不安が、また元の状態に戻るようで、
先ほどよりも更に強く握り直します。今度は中指と薬指も小指まで。
今度は、回転しようとして、その三本の指を解放するのが怖くなったようでした。
バランス釵の使用法は、そうではないのです。
親指と人差し指の間のできるV形の場所に翼を乗せて、まるでヤジロベーのようにして、
薬指と小指の第Ⅰ関節あたりが、もう一方の翼に触れる程度に持ちます。
中指は遊んでいます。人差し指は柄の部分に軽く触れています。
何も力は入っていません。手首の柔らかい方は、そのまま柄を握るように、3~4本の指が柄の反対側に指を回して、引っ張ります。回転します。
或いは、人差し指だけでも、同じことができます。
さ~柔らかく持って、力まずに使ってみてください。