当館のバランス釵の使用法

2月26日に、武集館道場の収録のために、静岡第一テレビが収録に来館しました。
タレントの平野ノラさん・鳥越佳那アナウンサーに釵の持ち方を披露しました。
当館の釵は、バランスが良いので、簡単に回転するはずが、できません。
真横で、ゆっくりと見本を見せたのですが、無理でした。

3月13日の放映を見て、その原因に気がつきました。
彼女たちは、最初の持ち方から異なっていました。
「落としてはならない」と思ったのでしょうか?
元(もの打ちと翼との十文字部分)の部分を親指と中指でガッチリと挟み込んで
固定していました。何もしないこの時点で、余計な力を使っていました。
次に回転させようとして、中指と薬指を離すと、その反動で釵が揺れます。
「釵が落ちるのではなかろうか?」その不安が、また元の状態に戻るようで、
先ほどよりも更に強く握り直します。今度は中指と薬指も小指まで。
今度は、回転しようとして、その三本の指を解放するのが怖くなったようでした。

 バランス釵の使用法は、そうではないのです。
親指と人差し指の間のできるV形の場所に翼を乗せて、まるでヤジロベーのようにして、
薬指と小指の第Ⅰ関節あたりが、もう一方の翼に触れる程度に持ちます。
中指は遊んでいます。人差し指は柄の部分に軽く触れています。

 何も力は入っていません。手首の柔らかい方は、そのまま柄を握るように、3~4本の指が柄の反対側に指を回して、引っ張ります。回転します。
或いは、人差し指だけでも、同じことができます。

 さ~柔らかく持って、力まずに使ってみてください。

テレビ放映

令和2年3月13日の16時50分~17時53分に
静岡第一テレビ「まるごと」(日本テレビ系列/静岡県ローカル放送)の
金曜特集「おったまげ~調査隊!」に当館が出演しました。

 当初は、「古武器」を調査するということでしたが、当館では「なぎなた」の稽古を
していて、「なぎなた」が女性を中心とする武道ということをここで知ったようです。
この番組が主婦層を対象にしているということがあって、
「古武器」だけではなくて、「なぎなた」も同時に放映するということに変わりました。
リポーターは、平野ノラ(ワタナベエンタテインメント)
       鳥越佳那(静岡第一テレビアナウンサー)です。