釵購入時にトンファーのプレゼント

 どうしたことか??当館の釵の新規購入者には、トンファーがプレゼントされる!!
というような話になってしまった。
なんでそうなるのか??そうなったのか??こちらが困っている。
それでも、当館の拘りの「切子頭の釵」を注文していただくことに感謝して、
それに応じました。
「切子形の柄頭」があって、「組手に使える物」が欲しいというのです。
堅い木材を探しました。私の持っている鉋(かんな)は使えないほどの堅い木材。
よって、新幹線・飛行機を想像するような曲線は無理なのです。
直線のみの設計で行ったら、一日半で完成しました。
またも、もしもを考えて、もう一組を製作したら、やはり一日半かかりました。
「切子形の柄頭」に関する拘りを捨てれば、一日で完成することができそうです。
今後は、当館の釵の新規注文者には、「手製の切子頭のトンファー」をサービスで提供できそうです。
もちろん、不用の方には関係ない話です。



トンファーの製作

 侍が、自分の腰に差す刀の、重さ・長さ・反り・鍔等々に拘ったように、琉球古武術の武器に拘るのは私だけでは無かった。
この度、形演舞用のトンファーの注文を受けました。条件は三つ。
① 把手に切子の形状がはっきり分かること。
② 軽量で・使い易いこと。
③ 誰もが持っていないものであること。
早速始めました。
木材の購入・加工・塗装・・・・
柄頭の切子状に拘ったせいか、二日半も掛かりました。
もしもと思って、もう一組を製作したら、やはり二日半掛かりました。
約一週間をトンファー製作に没頭したのです。
何組(個)製作しても、どうしても、全く同じ物は製作できない。どこかが違う。
完成すると、手放すのが惜しくなる。
一組は、残るが・・・



トンファーを作ってプレゼントしました

 過日に、当館の釵にこだわってご購入してくださったお客様に
トンファーを作って贈りました。
トンファーの柄を握ったときに、二の腕の筋肉が板に当たりますが、
その部分を斜めにカットしたものが当館の特徴です。
そして、どうしても「切子」を附けたいのです。
堅い木ではありませんので、組手には不向きです。